「私は何がやりたいのか分からない・・」
そんなセリフを良く耳にします。今の日本には、多くの職業があって、何がやりたいのか分からなくなってしまう若者はとても多い。選択肢が多いというのは、とても恵まれた環境で、日本が豊かな国だという証拠。でもだからこそ、自分は何が一番好きなのか、自分には何が出来るのか、それが分からなくなってしまう時って誰でもあると思います。
いっせいに就職活動を始めた大学の友達が、次から次へと様々な企業にエントリーしていることに“そんな手当たり次第に…。何でもいいの!?”と一瞬ビックリしたのだけど、考えてみれば世の中は不景気で、自分で仕事を自由に選べる時代ではないというのも事実。選択肢の多い豊かな国。だけど、何でも出きるかといえばそうでもない…。自分が何をしたいのか、何が出きるのか、分からなくなるのは仕方ないかもしれません。だけどやっぱりどんな時にでも、目標を持って生きていたい!それはみんなに共通する願いの様な気がします。
「夢」って、働いてみてから見つけられる場合も多いと思います。仕事を始めると、今まで自分が知らなかった職種と出会ったりする。例えば、“雑誌を作る仕事”と一概に言っても、エディター、ファッション・ディレクター、カメラマン、スタイリスト、デザイナー、ライター等など色んな職種の人たちがいます。ラジオに関しても、プロデューサー、ディレクター、アシスタントディレクター、ライター、ナビゲーター、等など。つまり、ちょっとでも興味のある世界の中に、アルバイトででも潜り込む!ということが「夢」を見つける第一歩になるんじゃないかな、と思うのです。
取材で一緒になったハワイ在住のカメラマンさんのお話をここで、ご紹介!彼は、大学卒業後、企業に就職してサラリーマンとして働いていたのですが、「海外に住んでみたい!」という思いを、結婚後、奥様と一緒に実現することを決意!お金を貯めてから会社を辞めて、オーストラリアにワーキングホリデーを利用して一年間住むことに。その間、昔から好きだった写真を撮りまくり、帰国後、画像ライブラリー(雑誌や広告などが、写真を売ってもらうところ)にそれらの写真を持っていったところ、採用されたので、“よし♪これはいける♪”と、その足で名刺を作りに行って「カメラマン」になることにしたそうです。
「勝手に名刺を作っちゃえば、その日からどんな職業にでもなれるんだよね。」
ハワイのお日様を沢山浴びて、日焼けした彼の笑顔は、素敵でした!
確かに、私もある雑誌にアーティストインタビューの記事が掲載された次の瞬間には「ライター」という肩書きの名刺を勝手に作って、営業に繰り出した。(笑)「夢」ってそんな風に、偶然見つかったりもすると思う。大切なのは、それを見つけた時に、その小さな希望を自分の中でずっと育てていけるかどうか…。そして、“できる♪”と自分で自分を信じてあげることができるかどうか…。
「何がやりたいか分からない」それは、これからの様々な可能性を秘めた、夢のつまったセリフだと思います。人生、どんな流れで、何と出会い、どうなるかなんて、誰も分からないのだから!分からないからってじっとしていないで、起き上がって、思い切って一つ行動を起こしてみれば、未知なる未来はそこに果てしなく広がっているのだから!