何かに頑張って取り組んだのに、それを褒められないとムッとしてしまう。 褒めてくれないどころか、それに駄目出しされたらカッとしてしまう。
身に覚え、ありませんか?私は、ありすぎます。(笑)多分、それってプライドと実力がアンバランスだから、なんだよね。本当の自分の能力よりも、自分は“出来る”って思い込んじゃっていて、それが変なプライドになっちゃってるんだよね。でも、自意識過剰なはずなのに、妙に自分に自信が持てなくて、というか、本当は自分がまだ青いってこと分かってるから、他人にそれを指摘されることを何より恐れてるの。駄目出しされて怒り出すのは、オフェンスに見せかけたディフェンスなのだ。「まじムカつく!!」って負けず嫌いを演じて大声出して叫んでるけど、心の中では「それ以上言わないで!傷つくから!」って叫んでるの。私は、よくそうなる。(笑)
30代の友達はよく、「20代よりいいよ♪30代の方が楽だよ♪」と20代の真ん中を生きる私に言う。何が楽なのか、それは多分生きること全般に置いてだろうなって、私は思ってる。私が10代の友達に、「20代の方が楽だよ♪」と言う時に思うことと同じ様なことだと思うんだよね。年齢を重ねることで、きっとプライドと実力のバランスが取れるようになるんだね。だから、プライドが実力より上をいっていた時よりも、いくらか生き易くなる。重ねた経験から実力がついてきて、その過程で本当の自信を手に入れていく・・・。自信の分だけ変なプライドが取れてくる・・・。そして段々バランスが取れるようになっていくんじゃないかな?“大人になったね”って意味でよく使われる“落ち着いた”って表現は、プライドと実力のバランスが取れ始めた人に向けられることが多い気がする。プライドだけが高くなってる状態の時、人はソワソワしちゃうんだよね。必要以上に自分を大きく見せようとすればするだけ、いつも気を張ってないといけないんだもん。いつ、他人に本当の自分の実力を見破られてしまうか、ビクビクしてるわけだから。私の10代、そんな感じで常に、戦闘態勢だったわ!(笑)弱かったし、怖かった。だから強がった。
過去形で書いてるけど、私が10代の時からの変なプライドを捨てられたのはつい一年前。捨てられたと、言うより、高くなってた鼻をへし折られた。J-Wave「SOULTRAIN」に参加してた半年間で、私の変な自信はコッパミジンに吹き飛ばされたんだよね。それまでの私は、根拠のない自信でいっぱいだった。「音楽の知識!?」「そこら辺の奴には負けないよ!」「トーク!?」「超得意♪」そんなノリだった。(恥)音楽のプロに囲まれて、自分のちっぽけさを目の当たりにして、言い訳出来ない状況に追い込まれて初めて、私は自分の実力と向かい合うことが出来た。その時は、吐き気がするぐらい嫌〜な気持ちでいっぱいだったんだけど、今は、23歳の時点で鼻を折って貰えて良かったなってシミジミ思う。まず、邪魔なプライドを捨てて本当の自分を曝け出すところから、成長は始まるものなのかもしれない。見栄を張り続けてると、自分でついた嘘を、いつの間にか自分で信じる様になっちゃって、本当の自分を見失うから。それって、とても危険なこと。プライドはね、もちろん大事だよ。でも、必要なプライドって、自分の大切なものを守るためのものだと思う。例えば、自分の家族が馬鹿にされても黙ってる、とかそういうプライドの欠落は嫌だよ。だけど、自分の成長を妨げる種類のプライドは、邪魔なだけ。
そんなこと言ってる私だけどね、今でもたまに“知ったか”こいちゃうことがあるの。(笑)まだまだ邪魔なプライドが私の中に潜んでいるみたい。だって、「えー!?そんなことも知らないの?」って言われるのが怖いんだもん。だけど、“一瞬の恥”に怯えない強さって大事だよね。それに、10年後に知らないより、今知らない方が、まだ可愛いでしょ?だから、言うようにしてる。「ごめん。さっき知ったかしたけど、本当は知らん。何それ?」って。(笑)「えぇー?」って言われると、ちょっと悲しくてくやしいんだけどね。いつか、自分で自分を“大人”だって堂々と言える頃には、(今はまだちょっとビクビクしながら言ってるの)必要なプライドだけを胸にしっかりと持って、実力ゆえの自信を身につけた素敵な人になっていたい。だから、みんなで一緒に目指そう!楽しい30代のために、今くやしい思いを沢山しておこっ!!