Music-Hip Hop Essay

SOULTRAIN

2005.4

J-WAVEの深夜0:30から、盛りだくさんの“いい音楽”を乗せて走る夜行列車“SOULTRAIN”が七年目に入った!運転手はもちろんRYU!この四月から毎週金曜には、その助手席に、私が座ることになった。六年間走り続けている“SOULTRAIN”について、ちょっと語りたい。  

まず、ラジオについて。アメリカでは、初対面の相手に対し、「名前は?」「年は?」などに続いて「ラジオはどの局聞いている?」という質問が出てくることが少なくない。それは、日本での「音楽はどのジャンルが好き?」という質問と同じ意味を成すから。アメリカでは、ラジオ局によって、音楽のジャンルが決まっていることが多い。だから、初対面の相手が聞いているラジオ局を聞けば、その人の好きな音楽傾向が分かるのだ。読んでいる雑誌が、「WOOFIN」か「MEN’S EGG」か、でなんとなくだけどその人のタイプが分かるのと同じで!アメリカではそれくらいラジオは、人々と密着している。その理由は、アメリカが車社会だということもある。でも私はそれが一番の理由ではないと思う。コミュニティラジオがほとんどの地域密着型なので、MCが「あそこのセブンイレブンの店員のマイクは俺の友達なんだ!」なんて発言したり、喋っている人と聞いている人との間の距離が“近い!!!”のだ。私は、その“近さ”がラジオが愛される理由だと思う。

“SOULTRAIN”にはその“近さ”がある。そういう番組は日本には少ない気がする。リスナーは、会ったことのないRYUさんを、自分の兄貴のように慕っていて、友達に相談するように、なにか悩みがあると番組にメールをするのだ。それでこそ、ラジオ!!だと私は思うのだ。多くの人の友達になることが、ラジオDJの仕事だと、私は勝手にそう思っている。意見交流の場としての電波だと。音楽も同じ。“自分がいいと思う音楽”をDJがリスナーに「これ、どう?」って流し、リスナーが“自分がいいと思う音楽”をリクエストして「これ、どう?」って世の中に流す。そこから流行の曲が生まれたり・・。そのリアルさ!!本当の生身の人間からの「声」!それがラジオで、それが“SOUTRAIN”が走り続ける理由だと、私は思う。

“SOULTRAIN”を愛しているファン代表として、助手席に座れることをすごく嬉しく思っている。 私は、芸能人でもないし、有名人でもなく、特別何か優れた人でもなく、だたの23歳の女。だからこそ、恋人がいることを隠す必要もないし、見栄を張ることもない、ぶりっこする意味もない、いつもの私の正直なキモチをしゃべっていきたい。思いっきり恋愛して、時には失恋して涙して、夢を追って、時には挫折して、くやしくて愚痴をこぼしたり、友達と喧嘩して、むかついたり、色んな「人間」の感情を隠すことなく、表現する。それが、ライター・ラジオDJを目指してきた理由だから。だって、みんな、そうやって人生を生きているんだから。ずっと“かっこよく”なんて生きてられないもの。

電波を通して多くの人の「友達」になれることを楽しみにしています。

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